ドラギECB総裁がユーロ死守決意表明
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- 2012.08.22
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特にイベントのない中、2日連続で欧州要人発言により市場は急騰しました。
昨日のノボトニー・オーストリア中銀総裁に続き、本日はドラギECB総裁が「ECBはユーロを守るために責務の範囲内で何でもする用意がある」とサプライズ発言。
急騰を続けるスペイン・イタリア国債の支援を示唆する内容で、ユーロ懸念が高まる市場の鎮静化に向け予想以上に強いメッセージを発信しました。
実際はドイツをはじめとした各国のコンセンサスさえ取っていない危うい発言ですが、ECB総裁のユーロ死守決意表明は8月2日のECB理事会への期待を大いに高めました。
8月1日のFOMCと絡めて欧米は協調的な緩和策をとるのではないかとの憶測も出ています。
欧州での緊張が緩んだことで、久しぶりに貴金属も上げ幅の大きな2連騰。
金は1600ドル後半に強力な上値抵抗線がありますが、長きにわたるBOX圏を離脱することができるのでしょうか?