ドラギECBは期待を上回る追加緩和
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- 2016.03.11
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注目のECB理事会は追加緩和策を発表。
内容は以下の通り。
1.中銀預金金利を-0.3%から-0.4%に引き下げ。
2.量的金融緩和を月額600億ユーロから月額800億ユーロへと拡大。
3. 量的金融緩和の買い入れ対象の幅を広げる。
4.民間銀行に低金利4年の資金供給。
期待値が高まっていた中でも、12月の失望を教訓にして市場予想を上回る緩和策をドラギECBは用意してきました。ただ、その後の会見でドラギ総裁が追加利下げの可能性に否定的な見解を示したことは要注意。
結果としてECBの予想を上回る追加緩和は市場に安心感をもたらしましたが、更なる追加緩和は否定したことでユーロ高ドル安。NYダウも小幅安となりました。
一方で、ドル安に反応したのはやはり金。一気に1270ドル台まで値を上げてきています。
ドラギ総裁は市場の期待に応えました。来週は、3/14・15に予定されている黒田日銀、そして3/15・16のイエレンFRBへと続きます。大揺れ必至ですね。