ドラギ総裁の牽制で一服
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- 2013.02.08
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ECB理事会は予想通りの政策金利据え置き。
しかし、今回本当に注目されていたのはこの後のドラギECB総裁の発言であり、このところの急激なユーロ高に対して何らかの発言があるのではないかといわれていました。
そのドラギECB総裁は、「ユーロの上昇はある意味信認回復の表れであるとしながらも、ユーロ高が経済に及ぼす影響を注視する」と、やはりユーロ高を牽制する口先介入ともいえる発言がありました。
この発言に加え、先日のイタリア・スペインでの政治リスクの問題もあり、ユーロ高は一服。
ユーロ高が一服したことでドルが買われ、ドル建て貴金属価格は軟調。為替でも急激な円安に調整が入りました。
大きな流れを変えるほどのインパクトはありませんが、短期的には欧州情勢がマーケットの懸念材料となりそうです。