ドラギさん。今度こそ信用していいのですか？
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- 2012.09.11
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昨日の米国はレイバーデーにて休場。本日から本格的にトレーダーが夏休みから復帰します。取引量も増えてきそうですね。
6日にECB理事会を控える欧州で、ドラギECB総裁がECBによる国債買い入れはEUの規則に抵触しないと発言。国債買い入れはユーロ圏の物価安定確保というECBの職務を支援するほか、ユーロの将来を守るとの考えを示しました。
ドラギ総裁の発言を受けて、市場ではECB理事会での国債買い入れ期待が高まっています。
しかし、期待をあおるだけ煽って、結局行動を起こさなかった前科のあるドラギさん。その言葉を鵜呑みにするのは危険です。
欧米の追加緩和に期待が集まっている中、世界の景気減速は深刻な局面を迎えています。欧州債務危機は中国を始め、世界各国へ大きな影響を及ぼしました。また、その影響は今も続いています。今回のECB理事会でEUは自地域内のことだけでなく、世界経済に対する「けじめ」をつける意味でも、国債買い入れに踏み切るべきだと考えます。これ以上、欧州発の危機をまき散らすことだけは勘弁してほしいところです。
貴金属市場は週末の高値からの調整売りが進んでいましたが、ECBへの期待感から買い戻されています。金は1700ドルの大台にトライ中。早い段階で越えてくるかもしれません。強気継続です。