トランプ氏記者会見は失望の結果
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- 2017.01.12
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トランプ次期大統領が大統領選後初めてとなる記者会見に臨みました。
過激な発言が続いていたトランプ氏だけに、今回の会見でその発言に対する具体策が出るのか市場は注目していました。
果たしてその会見内容は、最も多くの雇用を作り出す大統領になる。とした上で、国境税についての話は出ましたが、トランプ氏への期待の象徴となっていた大型減税や大規模公共投資などについての発言はなし。
結果として会見後の市場は失望感からドルが売られることとなりました。そしてドル安を受けた金は急騰し1190ドル台まで上昇。ただ、為替も115円前半まで円高に振れています。
ツイッターで、企業に国外移転に対する圧力をかける常識外れのトランプ氏。突飛もない言動で注目を集めますが、最終的には持ち前のビジネス感覚で最良の落としどころを見つける交渉術に長ける。というのがトランプ氏に対する好意的な見方でしたが、今回の会見ではその片鱗を垣間見ることが出来ませんでした。立場が人をつくるような方向にもなっていないようです。
期待感が先行して進行していたトランプラリー。そろそろ具体的な経済成長促進策を示さなければ、失望の谷も大きくなってしまいそうです。
尚、大統領就任式は1/20です。