トランプラリー再点火で貴金属は急落
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- 2017.01.27
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トランプラリー再点火でリスクオンの市場。
トランプ政権のインフラ投資・減税政策で米企業業績が上向くとの思惑からNYダウは連騰。2万ドルを越えたことで、達成感からの売りが出るかもしれない状況もこなし、2万ドル台を連日維持したことはインパクトがあります。
遅れ気味だった米長期金利やドルINDEXも上昇。こうなると安全資産としての貴金属は弱く、前日1200ドルを割り込んでいた金は一段安で1180ドル台まで押し込まれています。NYダウが崩れるまで貴金属は底値探りとなりそうです。
経済面は好調のトランプ政権ですが、外交面では早くもトラブル発生。
トランプ大統領が国境壁の建設費用負担をメキシコ側に求めていた事に、ペニャニエト・メキシコ大統領が反発。31日に予定されていたトランプ大統領と会談をキャンセルすると発表しました。
対立が深まる米国とメキシコ。その隙間に中国が入り込んでくるとの話もあります。衝突を繰り返しながらもより良い着地点を目指すのならばいいのですが、トランプ大統領はWIN-WINの関係を築こうとしていない節も多く、先行きは不透明。
トランプラリーは太く短くかもしれません。