チャイナリスク再燃
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- 2016.10.14
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昨日は久々にチャイナリスクが再燃。
昨日発表された9月中国貿易収支は輸出が前年同月比-10%と予想を大幅に下回る悪化となりました。中国経済の先行き不安は新興国通貨安・資源価格安を連想させ、これを嫌気した市場はリスクオフ。
NYダウは一時1万8000ドルを割れるなど株安。
ドル高は一服し、チャイナリスクからの安全資産として貴金属が買われましたが、資源価格の下落を受け上値は限定的。また、ドル安に振れたことで円も103円台まで戻していることも国内価格には下押し要因です。
欧州ではドイツ銀行経営不安・英EU離脱問題・ECBのテーパリング。世界的にもチャイナリスクに新興国通貨安不安などリスクは山積みされ、表に出ていない地雷も多々あると思われます。
米利上げについては12月が既定路線ですが、それもこのまま順当にヒラリー氏が大統領選に勝利し、米経済指標も堅調に推移し、さらに上記したリスクが肥大・顕在化しないことという条件があります。このまますんなりと12月を迎えることができるでしょうか?