ターニングポイントとなるビックイベントが始まる
- UPDATE
- 2012.08.22
- GATEGORY
- OTHER
昨日はアジア時間にスペイン国債が3段階格下げ。
これを受けスペイン10年債利回りが危険水域7%を突破する危機的状況ながらも市場は依然リスク選好が強い状態にあります。
今までなら急落を誘うような要因ですが、今の市場は思った以上に追加緩和に対する期待が高いようです。盲目的なまでのこの反応は逆に怖いものを感じますね。仮に20日のFOMCが期待外れの結果に終わった時の反動は非常に大きくなりそうです。
ギリシャ再選挙前に緊張が高まる中、本日行われた日銀金融政策決定会合は現状維持。失望感から円は78円台に突入しています。しかし、これは予定通り。
ギリシャ再選挙後にG20が予定されており、ギリシャの動向次第では日米欧による協調的な金融緩和があるかもしれません。現時点で日銀単独で行動に出る可能性は限りなく低かったのです。ギリシャに「もしも」があった時、しっかりとした行動に出てほしいものです。
ギリシャ再選挙、それを受けてのG20、そして20日のFOMCと今後のターニングポイントになるであろうビックイベントが続きます。よい週明けを迎えることができればよいのですが…。