タカ派要人発言でリスクオフに一転
- UPDATE
- 2015.04.01
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年度末・月末となった昨日は、前日から一転してのリスクオフ。
米国で発表された3月米消費者信頼感指数が101.3と市場予想96を大幅に上回る改善。
そして、ジョージ・カンザスシティ地区連銀総裁が一時的な低インフレは気にせず、FRBは緩和策の縮小を検討する必要があるとの見方を示し、さらにラッカー・リッチモンド地区連銀総裁は今後の経済情勢がこれまでの見通しから大幅に外れない限り、6月の利上げに強い根拠があると発言。
相次いで要人が利上げにタカ派的発言をしたことを受け、市場は再び利上げ前倒しを意識する展開となりました。また、欧州でギリシャ債務問題が行き詰まりを見せていることや、四半期末要因も重なりリスクオフのドル高。
NYダウは前日の急騰から急落に転じ約200ドル下落。四半期でも4四半期ぶりのマイナスと、ドル高を受けた企業決算の透明感から勢いに陰りが見えてきています。
ドル高により貴金属も圧迫され、安全資産としての買いも限定的だった金銀は小幅下落。一方で、底なし沼にはまっていた白金系は値頃感もあり大幅反発となっています。
本日より期が変わりましたが、週末の米雇用統計までは本格的な流れは見えにくいですね。