タカ派的FOMC
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- 2014.12.18
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今年最後のビックイベントともいえるFOMC。
注目されていた「相当な期間」の文言は維持したものの、利上げ決定まで「辛抱強い」アプローチが必要との文言も加わりました。
市場予想では「相当な期間」という文言が削除・修正されるとみられていましたが、キーワードは維持しつつプラスアルファを加えるという結果に。つまり、声明では米経済・雇用情勢に楽観的な認識を示していることも踏まえ、結論としては来年中の利上げを強く示唆するタカ派的内容と解釈されます。
タカ派的FOMCを受け、ドルが急反発。為替では円高が一気に修正され118円後半まで急騰。貴金属は先取りして大きな調整に入っていたこともあり、下落幅は限定的でした。
これで欧米のトレーダーはクリスマス休暇入りでしょう。
ロシア・ルーブルに代表される新興国通貨危機と原油安という大きな問題は残ったまま。残りわずかな2014年ですが、薄商いで値が飛ぶ展開が予想されます。