スペイン支援は正式発表まで予断を許さず
- UPDATE
- 2012.10.17
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ズルズルと下げていた相場がようやく反転。
要因はやはり欧州債務問題でした。
ドイツの有力議員2名がスペインが欧州救済基金の予防的信用枠から支援を受ける可能性を排除しないと発言したと報道。ドイツのスペインに対する姿勢が軟化したことで、スペインも早期に支援要請をするのではないかとの期待が高まりました。
この動きを受け、ユーロは持ち直し、欧米株は急騰。
リスク回避も一服し、貴金属も反騰しました。
また、引け際に先延ばしされてきたムーディズのスペイン格付け見直しが発表され、格付け据え置きとなったことも安心感を高めています。
やはり目先の反転材料はスペイン支援要請であり、18日のEUサミットまで期待が高まります。しかし、欧州特有の駆け引きは未だ続いており、正式発表があるまでは予断を許しません。
貴金属底打ちとは断じれない状況です。