スペイン問題と中国経済
- UPDATE
- 2012.09.24
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9月最終週のスタートは膠着状態にあった貴金属が大きく下げて始まっています。
本日スタートからの貴金属の下げは、金が約10ドル、プラチナ約20ドル、銀も約0.57ドルという急落具合。最近の傾向として、アジアタイムで下げ、その後欧州・NYタイムで上げるというパターンが多いですが、本日は軟調に推移しそうです。
先週末の段階でスペインが支援要請に向かっているとの観測からユーロが買い戻されていましたが、昨日スペイン経済相が支援要請を急ぐことはしないと発言したことで市場は一転リスク回避。
また、中国の深刻な景気減速も市場に大きな影を落としています。先日の反日デモは世界の投資家にチャイナリスクを再確認させただけでなく、中国国内の行き詰まり感を露わにしました。高値を更新し続ける米株式に対し、下げ止まらない上海株式という対照的な図式になっています。
スペイン問題と中国の経済状況が暫く相場を左右することになりそうです。