ジャクソンホールを前にして急落
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- 2014.08.22
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メインイベントであるジャクソンホールを前にして貴金属は一段安となっています。
一昨日のタカ派FOMC議事録で、強い経済指標が続けば想定より早い段階での利上げがありうると示唆されたことでセンシティブになっていた市場。そこで発表された昨日の米経済指標は軒並み強い内容となり、早期利上げ観測が強まりました。
この流れを受け、貴金属は一段安。
特に金は最近の最安値を更新し、1270ドル台まで急落。ここのサポートを抜ければ1250ドルまで簡単に落ちるでしょう。
ドル建て貴金属価格については、地政学的リスクが一服していることでサポート要因がない状態。本来ならもっと下げていてもおかしくありませんが、今夜のジャクソンホールを見極めてからという事でしょう。
市場は貴金属に対して非常に弱気。市場の予想通り今夜のジャクソンホールが無風ならばもう一段安を覚悟しなくてはいけません。しかし、ここでイエレンFRB議長に早期利上げを否定するような発言が出れば、一気にその反動が来るでしょう。
これまで多くのサプライズの場となってきたジャクソンホール。今回は果たして…。