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ジャクソンホール経済シンポジウムでイエレンＦＲＢ議長とドラギＥＣＢ総裁が講演。

最注目のイエレンＦＲＢ議長は、追加利上げなどの金融政策に言及せず、金融の安定性に焦点を当て、2008年の危機以降に導入された改革により金融システムが安定したとの認識を示し、いかなる将来的な変更も控えめなものにとどめる必要があるとしました。

そして、その後に行われたドラギＥＣＢ総裁講演でも金融政策への発言はなし。

イエレンＦＲＢ議長講演では、金融政策どころか懸念材料である低迷するインフレについても言及しませんでしたが、いままであった米経済回復に対しての強気の見方も示されなかったことで、ややハト派と受け止められています。

そして、当初から金融政策への言及はしないとしていたドラギＥＣＢ総裁講演。特別買い材料はありませんでしたが、ハト派に振れたＦＲＢと現状維持のＥＣＢという比較でユーロ買い。

ドルは大幅急落となり、ドルＩＮＤＥＸは93.3付近から92.5まで急落。一方、貴金属はドル安の割に小幅反発。金は1300ドルの天井に頭を押さえられています。

いずれにしろ、まだ市場は材料を消化しきれていません。今朝の北朝鮮ミサイル発射を含め、月曜日朝の日本市場は大荒れ必至です。