ジャクソンホールの織り込み
- UPDATE
- 2017.08.29
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週末のジャクソンホールでの欧米中銀トップの発言が消化される一日となりました。
イエレンFRB議長講演を経て、9月バランスシート縮小開始は既定路線のままですが、12月利上げは見送りとなるのではないかとの見方が強まっています。
また、ドラギECB総裁は金融政策について言及しなかったものの、近いうちに出口戦略へ転換するという見方は継続。
欧米の金融政策へのギャップからドル安ユーロ高の流れ。しかし、この流れは週末からすでに出ていましたが、それに対する市場の追随が遅れていた部分が昨日反応してきました。
特に急激なドル安に対して動きが鈍かった貴金属は急騰。金は重い1300ドルの天井を抜けたことで勢いづき、テクニカルな買いも巻き込み1310ドル台まで大幅上昇。他貴金属も金の上抜けに連れ高となっています。
そして、今朝北朝鮮ミサイルが日本上空を通過のニュース。
日本だけでなく、米国にとっても重大な威嚇行為。トランプ大統領の反応が待たれます。
市場の動きとしては急激な円高と、地政学的リスクからの貴金属買い。