ジャクソンホール
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- 2016.08.29
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注目のジャクソンホール・イエレン議長講演。
イエレンFRB議長は米利上げの根拠は強まっている。雇用・インフレも目標に近づいていると、予想より踏み込んだ発言しましたが、具体的な利上げ時期に言及せず、慎重なスタンスも示したことで市場にはひとまず9月利上げはないとの見方が強まりました。
しかし、その後フィッシャーFRB副議長がイエレン議長の講演は9月利上げの可能性と整合性があり、8月雇用統計はFOMCの決定に影響があるとは発言したことで状況は一変。9月利上げは今週末の8月米雇用統計次第という事になりました。
結果的にフィッシャーFRB議長の発言まで含めたジャクソンホールは、9月利上げの可能性が強まるタカ派的内容。イエレン議長講演の後はドル安貴金属高でしたが、終わってみればドル高貴金属安となっています。
それでもこのところ相次いでいたFRBメンバーからの早期利上げ発言を受けて、既に貴金属市場は調整モードだったため下落は限定的。逆に為替が円安に振れた為、国内価格は上昇に転じています。
週明けの市場はジャクソンホールを織り込む動きが続きそうです。