ジブリの法則発動か?
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- 2016.01.14
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昨日、中国で12月貿易統計が発表され、輸出が-1.4%と市場予想-8%を大幅に上回る結果。このところの人民元安で輸出が押し上げられているようです。輸入は-7.6%と市場予想-11.5%は上回ったものの14カ月連続のマイナスとなっています。そして貿易収支は600億9000万ドルの黒字とこちらも市場予想を上回っています。
貿易統計自体は悪い結果ではありませんでしたが、中国景気に対する先行き不安を払しょくするには至らず、株価は2.4%安の2949.6と3000を終値で割り込む下落。
当局が人民元安定化に向けて動いていることもあり、市場に大きな混乱はありませんでした。
欧州市場は落ち着いていましたが、米時間になり再び市場が荒れます。きっかけは原油。EIAの発表した米国内在庫が減少予想に反して増加。また、18日にもイラン制裁が解除されるとの報道も加わったことで、原油の先安観がパニックを呼びNYダウは364ドルの急落。しかし、原油自体はさほど下落していない不思議な状況です。
貴金属はリスク回避から買い戻され大幅上昇となっています。
原油や貴金属の現在の安値について、将来的には上昇するとの見方が大半ですが、目先の下落に対しては底が依然見えません。状況は混沌としており、すべてを理論的に説明するのは不可能なギャンブル相場です。
日経平均もひどいことになっています。そして明日はラピュタがTV放映。実に嫌なタイミングです。今回もジブリの法則は発動するのでしょうか?