ジェットコースター相場
- UPDATE
- 2014.12.02
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貴金属市場は前日の暴落から一転しての暴騰。非常に激しい相場となりました。
昨日スイス国民投票の結果を受け、金は1141.7ドルまで急落してスタート。再び底値探りの展開になるかと思われましたが、欧州から米時間にかけ急反発。急落前の水準を飛び越え1220ドル越え。
銀に至っては14.4ドルと5年3か月ぶりの底値から切り替えし、16.7ドルまで暴騰。上下に10%以上の振り幅となる稀にみるジェットコースター相場となっています。
今回の相場は、下落要因はOPEC減産見送りによる原油下落とスイス国民投票否決というわかりやすいものでしたが、逆に上昇要因は非常にわかりにくいものでした。上昇要因として考えられるのは、安値に対する値頃感・ファンドの仕掛け・インド金輸入規制緩和・世界経済減速へのヘッジ・日本格下げなどですが、決定的なものはなく複合的と言わざるを得ません。
いずれにしろこれだけ深い下髭を残す相場になっているという事は「強い相場」なのでしょうか?
まだまだ荒れそうな相場状況です。よほどリスク耐性のある方以外は参入を控えるべきでしょう。