サウジ減産拒否で貴金属急騰
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- 2016.02.24
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産油国の協議に注目が集まる中、ヌアイミ・サウジアラビア石油相が「石油減産に他国が同調すると信用できない為、サウジは減産しない」「現在の供給過剰状態を解消する負担は高コスト産出国が負担すべき。」と発言。
内容自体は暗黙の了解のようなことですが、産油国協調に向け動き回るベネズエラなどを尻目に、サウジがはっきりと減産拒否を表明したことは原油市場にとっては大きな痛手です。協議が潰えたわけではありませんが、減産合意は果てしなく難しいという事を改めて知らしめました。
サウジの減産拒否を受け原油は急落。市場心理も悪化し、欧米株は下落。株価が崩れたことで停滞していた貴金属が急騰。金は時間外にも上昇を続け、1230ドル台まで急騰しています。
ドル安ではなく、ドルが値を保ったままでの貴金属の上昇には価値がありますね。一方、円は112円割れ。円高の流れも強いですね。