サウジ・ロシア減産延期合意で原油急伸
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- 2017.05.16
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昨日サウジアラビアとロシアが、OPEC加盟国と一部非加盟国による減産を2018年3月末まで延長することを支持することで合意。サウジの原油価格安定に対しての執念を感じます。これを受け原油相場は50ドル手前まで急伸。原油相場の急騰は商品相場全体を支えることに繋がります。
また、懸念されていた週末の北朝鮮ミサイル発射を受けた市場の反応は限定的。ミサイル発射はあくまでも交渉を有利に運ぶための手段であり、北朝鮮は軍事的な衝突は避けたいとの思惑が透けている事もあるのでしょう。ただ、突発的な事象が全面的な衝突に発展する可能性も秘めており、当分北朝鮮リスクは意識されることとなります。
原油相場の急伸に貴金属相場も追随し上昇。NY時間に上げ幅を削った為に、上昇は限定的ですが、チャートの形は上向きに変化してきています。
米国との関係が悪化してきているイラン大統領選が19日に予定されており、6月利上げという悪要因があっても貴金属をこれ以上売る必要性はないと思われます。