クリスマス休暇モード
- UPDATE
- 2012.12.25
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本日の米市場はクリスマスで休場。トレーダーもクリスマス休暇に入っており動きは出にくい状態です。
売られ過ぎの感があった貴金属はじわじわと値を戻していますが、底打ち反転というほどの強い動きではありません。
そんな状況の中、円だけは独歩安。
安部自民党総裁が2%のインフレ目標設定を日銀に迫り、応じない場合は日銀法改正。さらに次期日銀総裁は金融緩和派から選ぶという意向を示しています。
強烈なアベノミクスから円は現在84円後半と85円目前まで来ました。まだまだ勢いは衰えそうもありません。
米国では27日から財政の崖回避に向けた協議が再開されます。オバマ大統領もクリスマス休暇を早めに切り上げての参加が伝えられています。しかし、現実的には年内合意は難しそうですね。
また、方法論として1月まで意図的に合意を先延ばしし、減税措置が期限切れを起こした段階で、改めて減税措置の延長をするとの考え方もあるそうです。ただし、この場合減税が復活するのは中間層以下であり、争点となっている富裕層にとっては実質の増税となります。富裕層に対する減税が切れただけで、増税したわけではないという論法で逃げ切ろうという算段(詭弁?)です。
財政の崖が市場に与える負の影響は日に日に大きくなっています。パワーゲームの前に、世界経済のことを考えてもらいたいものです。