相場天気予報MARKET FORECAST

予想外の豪中銀の利下げもあり大幅上昇していた貴金属でしたが、ギリシャが債務免除を撤回するとのニュースから市場は一変。ギリシャ離脱懸念後退で市場はリスクオン。貴金属は安全資産としての魅力が後退し大幅反落。特に安全資産の代表格の金は1280ドル半ばから一気に1255ドルまで約30ドル急落。一方で原油価格が大きく切り返していたこともあり工業用途が強いプラチナ・銀は前日比プラスを何とかキープしました。

上へ下へとボラリティが大きな市場です。

ギリシャ問題は一服となりましたが、そんなに簡単に事が進むならこれだけ問題が長期化しているはずはなく、近いうちに問題は再燃するでしょう。少し過敏に反応し過ぎのような気がします。

欧州懸念から上昇していた部分が剥落した貴金属。ここからは米利上げ観測が相場を左右します。今夜はADP雇用統計があり、週末の米雇用統計まで相場は大きく動くことになるでしょう。