ギリシャ最終決着は週末へ
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- 2015.06.26
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またしてもギリシャ支援協議は合意に至らず。
交渉は引き続き行われ、27日に再度ユーロ圏財務相会合で決着を目指すとの事。メルケル独首相が29日の市場開始までに合意する必要があると発言している通り、実務的な面を考えれば残された時間は週末というロスタイムのみという本当の瀬戸際です。
ただ、膠着状態が続いていますが、骨子となる改革案は存在し、要はギリシャがあと一歩妥協できるかどうかのところまで来ているとも言えます。
いずれにしろ週明けには何らかの決着がみられるでしょう。
一方、米国で発表された新規失業保険申請件数・5月個人消費支出は共に市場予想を上回る改善。さらに9月利上げ観測は強まり、年内2回の利上げも視野に入ってきました。
貴金属はギリシャリスクに支えられ何とか踏ん張っていますが反発に転じるほどの力はなさそうです。金は1170ドルが抵抗線となっています。ここを破られると一段安もあるでしょう。