ギリシャ支援決定は予定通り先送り
- UPDATE
- 2012.11.13
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ユーロ圏財務相会合は、ギリシャの財政目標達成期限を2年延長することに合意したものの、ギリシャに対する次回融資の承認は先延ばしとなりました。
事前予想通りの結果であり、市場に動揺はありません。
次回の会合が20日、28日にも電話会合が予定されています。順当ならここで支援決定となるはずですが、いつものことながら欧州は蓋を開けてみなければわかりません。
ギリシャデフォルト・離脱となれば一大事です。今年のノーベル平和賞を受賞したEUが、世界に混乱をもたらす様な決断をしないことを願います。
大きなニュースはないものの、欧州の債務問題と米国の財政の崖問題で世界の先行き不透明感が強まり、市場に重苦しい空気が漂っています。状況を打破してくれそうなのは中国。明日、中国共産党大会が閉幕し、習近平体制がスタートとなる見通しです。米大統領選と同様、ご祝儀相場となればよいのですが。また、中国としても新指導部の船出にお土産的な金融緩和発表となれば最高です。
貴金属は堅調。インフレヘッジ、安全資産としての買いが入り底堅い状況です。上値を狙うには材料がなく、またBOX相場になりそうですね。