ギリシャ情勢は楽観的
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- 2015.06.03
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昨日は米市場にイベントがなく、市場の関心は欧州ギリシャ問題。
5日の支払いが懸念されるギリシャ問題で、支援を巡り緊急会合が開かれています。
債権者側が合意に向けた提案を示した一方で、ギリシャ側も改革案を提示。合意に至ったとの情報もありましたが、デイセルブルム・ユーログループ議長は合意を否定。
情報が錯綜した混乱状態ではありますが、市場の雰囲気としては合意が近いとやや楽観的。
同日発表された5月ユーロ圏CPIが予想を上回る改善となった事もあり、ユーロ高ドル安に動いています。
貴金属もドル安の流れに乗り上昇しましたが、ギリシャ問題の解決は安全資産としての魅力後退につながることから頭は重い状況。金は1200ドルに回帰できないでいます。
本日の米ADP雇用統計から週末の米雇用統計への関心が強まってきます。
今回の予想は22.5万人。20万人を越えればさほど問題視されることはないでしょうが、過去の修正や賃金の伸び率など細部まで注意が必要です。