ギリシャリスク一服
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- 2015.04.23
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先ずはギリシャ情勢。
追加支援を巡る交渉は進展を見せず、24日の会合でも合意は極めて困難という状況に変化はありませんが、ECBがギリシャの銀行に対する緊急流動性支援を拡大したことや公的機関の資金移管で、何とか6月にかけて必要な資金を確保が可能になったとの見通しが出ました。
近々のデフォルト懸念が後退したことで、ギリシャ国債利回りも急落しています。
米国ではこの日発表された3月中古住宅販売が+6.1%の519万戸と、市場予想の+3.1%を大幅に上回る1年半ぶりの高水準となりました。これを受け再び米早期金利引き上げ観測が強まっています。
貴金属はギリシャリスク一服で安全資産としての魅力減退したことに加え、米利上げ観測のあおりも受け大幅下落。金は何とか1180ドル台はキープしたものの、レンジとなっていた1190ドルは割り込みました。
毎年GWは下落傾向。今年も警戒が必要です。