ギリシャデフォルト懸念高まる
- UPDATE
- 2015.04.21
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ギリシャデフォルトを巡る不安がさらに高まっています。
相変わらず救済融資の交渉は進展なし。24日のユーロ財務相会合前に改革の具体案を提出する必要がありますが、今のところ譲歩の姿勢は見られず。
チプラス政権は目先の資金を確保すべく、公的機関の現金準備を中銀に移管するという強硬措置に出ています。月末の支払いや、5/12のIMFへの支払いへ向けた資金確保ですが、一歩間違えれば資金ショートしデフォルトという綱渡り状態。
コンスタンシオECB副総裁はユーロ加盟国がデフォルトや資本移動規制を導入しても、ユーロ離脱は不要と発言し、不測の事態になっても慌てるなとメッセージを送っています。
ギリシャ国債は下落し、3年債利回りは28.58%と2012年以来の高水準に達しています。
ギリシャデフォルトリスクのユーロ安に加え、週末に中国が預金準備率の引き下げを発表したこともあり、相対的にドルが買われました。
ドル安には反応が薄かった貴金属でしたが、今回のドル高には素直に反応し大幅下落。
それでも金は最近のレンジ下限である1190ドルは割れていません。1200ドルを挟んで上下10ドルと動きが小さくなってきましたね。