キプロス問題 動き出す相場
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- 2013.03.18
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週末のユーロ圏首脳会議でキプロス支援に合意。
通常、危機に瀕している当該国に支援が決定することは市場にとって安心材料となるのですが、さすが欧州、一筋縄ではいきませんでした。なんと支援の条件としてキプロス国内銀行の預金者から税金を徴収するとのこと。この発表を受け、預金封鎖も実施。
キプロス経済自体はEUにとって取るに足りない規模ではありますが、問題は今後EUから支援を受ける際に預金課税という厳しい措置を受ける前例ができたという事です。
特に、明日はわが身のイタリヤやスペインに対する影響が心配されます。その影響を少しでも軽減すべく土曜日の発表となりましたが、今夜の欧州は大荒れ必死です。
キプロスの発表を受け、アジア時間の初動はユーロ安。
リスク回避として安全資産の金も買い戻され、久々に1600ドル越え。
先週末NY株式の連騰も止まり、相場全体がそろそろ動き出してきそうな気配です。