ウクライナ政権崩壊とG20
- UPDATE
- 2014.02.24
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ソチ五輪閉幕の閉幕を横目に、ついにウクライナは政権崩壊。
最高議会がヤヌコビッチ大統領を解任し、トゥルチノフ議長を大統領代行に選出しました。
親ロシアであった政権から、親欧州に転換することになります。
また、ウクライナは旧ソ連時代から核開発の拠点。経済的な面からだけでなく、軍事的にも重要地点であるだけに、ソチ五輪開催中は動かなかったロシアでしたが、このまま黙っているわけはありません。ロシア・EU・米国の思惑が激しく交差することになります。
安全資産として金が見直される局面です。
週末開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会議は、「5年間でGDPを2%以上底上げする」との成長率目標を設定。従来よりも踏み込んだ内容となりましたが、具体的な対策は今回示されることはありませんでした。
また、新興国不安をもたらした米国の緩和縮小策については、「G20の中央銀行は金融政策を引き続き慎重に算定し、世界経済への影響に留意するという」との声明を加えただけで、特別米国への強い働きかけはなし。
結論として今回のG20は市場に影響はなし。