ウクライナ情勢に振り回される市場
- UPDATE
- 2014.08.18
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お盆期間の市場はウクライナ情勢に振り回されていました。
親露派がウクライナ機を相次いで撃墜。ロシアで訓練を受けた兵員1200人と軍事車両150両が戦闘に加わり、窮地に陥っている親露派にロシアが軍事支援を行う事を明らかにしました。
また、ロシアがウクライナに送った人道的支援運送団の中に、戦闘員と軍事物資が含まれた可能性があるとのこと。尚、ロシア側はこの内容を表立っては否定していますが、実際に後方支援を行っていることは周知の事実。
そして、あと一歩のところまで攻め込んでいるウクライナ政府軍はNATO軍に本格的な軍事支援を求める考えを表明。ウクライナ国内に侵入したロシア軍車両を攻撃したことも明らかになり、事はウクライナ政府×親露派という国内の問題から、NATO×ロシアという大規模な問題に移る瀬戸際にあります。
盆明けの貴金属市場は、盆前とあまり代わり映えしない感じです。
緊張と緩和を繰り返すウクライナ情勢に貴金属は敏感に反応していますが、レンジ内から逸脱した動きにはなっていません。金は1300ドル付近を行き来し、為替も102円台で推移。
今週はウクライナ情勢をはじめとする地政学的リスクと、21日からのジャクソンホール会議でのイエレンFRB議長講演が注目されます。