ウクライナ情勢から米雇用統計へ
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- 2014.03.06
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ウクライナ情勢は協議ステージに移行。
軍事衝突危機が後退したことで市場は一服しています。
ここまではプーチン・ロシアの思惑通り事が進んでいると思われます。欧米の巻き返しは可能なのでしょうか?
市場の関心はウクライナ情勢から週末の米雇用統計へと移行。昨日は米国でADP雇用統計とISM非製造業景況指数が発表され、両方とも予想を下回る悪化となっています。今の流れでは雇用統計は3カ月連続での弱い結果が順当でしょうが、偏った予想の時ほど逆目に出ることも多いのが雇用統計です。
引け後に発表されたベージュブックでは、悪天候の影響を強調しながら、経済状況は改善に向かっているとし、従来からの景気見通しに変化なし。いつまでも「悪天候」とい言葉は通用しません。
貴金属はウクライナ情勢一服で軟調に推移していましたが、米経済指標の悪化で買い戻されています。また、プラチナは南アフリカでの労使交渉。パラジウムはロシアへの経済制裁懸念という最大供給国での問題発生で白金系は(プラチナ・パラジウム)は再ブレイク中。金もウクライナ情勢が燻っている限りは底堅いと思われます。