ウクライナは内戦危機
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- 2014.04.14
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ウクライナ情勢はさらに緊迫化。
トゥルチノフ・ウクライナ大統領代行が、ウクライナ東部の行政庁舎の占領を続けている親ロシア派勢力に対し、14日午前(日本時間PM3:00)までに武力解除しなければ軍部隊による大規模な対テロ作戦を行うと通告。
対テロ作戦としてロシアを牽制していますが、親ロシア派が攻撃を受けるとなればプーチン大統領が黙っているわけがありません。表だってロシア軍を動かすことはないでしょうが、水面下で親ロシア派を支援するでしょう。ウクライナは内戦の危機です。
米国では株価の下落が止まりません。
ここにきてテーパリング開始でのマネタリーベース減少による影響が表れ始めてきているようです。景気回復期待はありますが、現実的に金融緩和という点滴が外れたことのダメージがあるのは当然です。暫く後遺症は続くでしょう。
円高が進む日本では、安倍首相と黒田日銀総裁が会談する予定があるとのこと。8日の会見で黒田総裁が強気見通しを崩さず、追加緩和の必要性を否定したことから円高が加速しました。日経平均も14,000円を割り込み、アベノミクス発動前の13,000円台になったことから安倍首相の危機感も高まっているのでしょう。日銀に対して追加緩和圧力がかかることになりそうです。
ウクライナ情勢の緊迫化を受け、貴金属は上昇中。ただ、世界的な株安の流れにより勢いを削がれている感じもあります。もっと上げてもいい局面です。