イベントラッシュ
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- 2016.06.03
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昨日もイベントラッシュ。
まずはECB理事会。政策金利は予想通り据え置き、2016年のインフレ・成長率見通しを引き上げましたが、インフレ目標である2%の達成は2018年の時点でも難しいとの見解を示したことから、市場は追加緩和の可能性を読み取りました。
そしてOPEC。今回こそは石油増産凍結が合意に至るとの見方もありましたが、結果は今回も見送り。イランの説得に失敗した模様ですが、足元の需給改善も加盟国の切迫感を薄めたようです。これを受けて原油価格は一時48ドルを割り込みましたが、その後発表された米原油在庫が減少に転じていたことで買戻しが入り、現在49ドル台推移しています。
米国では米雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計が発表され、民間雇用者数は17万3000人増と市場予想とほぼ一致する数字となりました。米雇用統計も大きなブレは出ないのではないかとの安心感が出ています。
市場はユーロ安・ドル高。そしてドル高にもかかわらず、消費増税延期を決めたことで大型財政出動の可能性が低下したとの理由で円高。
貴金属は引き続き売られやすい状況かではありますが、米雇用統計前という事もあり動きは限定的。米雇用統計の結果次第で大きく動きそうです。