イベントウィーク
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- 2014.06.02
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昨日は中国5月製造業PMIが発表され、50.8と市場予想を上回る5か月ぶりの高水準を記録。先だって5月22日に発表されたHSBC中国製造業PMIも市場予想を上回る改善でした。民間だけでなく公的な数字も改善していることで、中国の景気回復に期待感が高まります。
また、30日にも中国国務院が一部銀行を対象に預金準備率を引き上げると発表しています。
低成長を容認したかのような動きから、徐々にアクセルを踏み始めたのでしょうか?
欧米の下げ要因に対し、中国の経済回復というカウンターが入りましたが、軟調な貴金属は下向きのまま。ここまで相場を下支えしてきた中国・インドの現物買いの動きは依然鈍いですね。中国勢が参戦するのは1200ドル付近という話もあり、まだ底が見えません。
さあ、今週はイベントウィーク。週末の米雇用統計を大トリに連日の経済指標発表。そして今回は5日のECB理事会が最注目。ECB関係者が早くから追加緩和を匂わせています。市場の期待感は高まっており、少々の内容では失望となるでしょう。素直に動かないのが欧州要因。サプライズはあるのでしょうか?