相場天気予報MARKET FORECAST

英EU離脱による混乱も一服し、市場にはイングランド銀行による金融緩和示唆に代表される世界的な金融緩和期待と米利上げ観測の後退というポジティブな材料がもたらされました。

米国は4日が独立記念日で休場となるため、週末は3連休前の手仕舞ムードもありましたが、6月ISM製造業景況感指数の改善もありNYダウは続伸し1週間ぶりの1万8000円台。

今週は米雇用統計が週末に控えています。どう転んでも今月のFOMCでの利上げはないでしょうが、それでも先月の米雇用統計ネガティブサプライズがあるだけに今回の雇用統計は要警戒。市場では年内の利上げなしという見方が強まっており、さらに利下げ・QE4まで噂される始末。現実として外部環境から米利上げが遠のいた部分が強く、米国内要因だけで見れば年内利上げの可能性は残っています。今後のイエレンFRB議長をはじめとしたFRBメンバーの発言にも注意が必要です。

週末の貴金属はユーロ高ドル安を受け全面高。週明けの本日も世界的にテロが頻発していることで安全資産として買い益される状況。

イケイケ状態の銀は本日も絶好調で、あっさりと20ドルの節目を突き破り急伸中。まさに糸の切れた凧状態であり、こうなった時の銀はどこまでも伸びていきます。約5年前に50ドルまで暴騰していた銀。この時の半値戻しである25ドル程度までは取りそうな勢いです。