イエレンFRB講演を再度吟味
- UPDATE
- 2016.06.08
- GATEGORY
- OTHER
イベント一過の昨日は、イエレンFRB講演を再度吟味する動きとなりました。
目前に迫る6月利上げはほぼ消え、9月以降の利上げというのが市場のコンセンサスになりつつあります。しかし、7月利上げ予想も未だ27%程残っており、そして7月利上げは年2回の利上げにつながる可能性が高く、これが貴金属の上値を抑える要因となっています。7月利上げについては、英EU離脱国民投票と今後の米経済指標の結果次第で、実行に移される可能性は否定できません。不透明な状況が当面続きそうです。
昨日の貴金属は7月利上げ観測への警戒感から軟調に推移しました。金は米雇用統計後の急騰への調整もあり、1235ドルまで急落しましたが、その後は商品相場全体の上昇基調に乗り切り返し、終わってみればほぼ前日と同じ。
為替も含めまだ不安定な状態です。