イエレン講演
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- 2016.06.07
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ネガティブサプライズとなった米雇用統計直後のイエレンFRB議長講演。
追加利上げについては緩やかな利上げを想定しているとの認識を示した一方、市場が注目していた利上げ時期については言及なし。前回は「数カ月内の利上げが適切」と時期を言及していただけに一歩後退した印象です。
また、米雇用統計については「失望」としましたが、単月のデータを過度に重視すべきではないと強調。
結果として、米雇用統計のサプライズを受けて前回のタカ派的トーンがやや薄まりましたが、早期利上げについてのシグナルも消さず、選択肢を保持したという事ですね。さすがに今月の利上げは見送りでしょうが、年内2回の可能性は依然残ります。
貴金属はイエレン講演を好感し連騰。ただ、年1回の利上げとならない限り上値は限定的かもしれません。
前日突込みすぎた為替は円高一服で、107円台まで戻しています。