わかりづらい相場
- UPDATE
- 2015.02.20
- GATEGORY
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先ずはギリシャ。
期限とされている20日を前に、やっとギリシャが6ヵ月の融資延長を正式に申請。
ただし、予想された通り内容は現状の支援プログラムの条件をみたさないものだったようです。当然ドイツの拒絶姿勢は崩れず、ギリシャの融資延長申請はつなぎ融資目的のものでトロイの木馬であると批判。
本日の協議で溝を埋めていくことになりますが、最終的な合意に至るのかは依然不透明なままです。
貴金属はFOMC議事録で利上げ開始に慎重な姿勢が確認されたことから反騰しましたが、勢いは続かず。金は一時1220ドル台まで急伸しましたが、結局は1200ドルの底を試す位置へ逆戻り。弱い地合いが続きます。
世界経済を覆う不透明感は全く薄まっていないにもかかわらず、株価は上昇し貴金属は下落。ギリシャリスクが高まれば金は安全資産として上昇すると考えていましたが、事はそう簡単ではなく、アナリストがその仕組みを説明しても後付感は拭えない非常にわかりにくい相場です。
少なくとも投資家心理としては勢いのある株に乗るのが当たり前で、なかなか貴金属に資金が回りづらい状況です。