相場天気予報MARKET FORECAST

ようやく英EU離脱によるリスクオフが一服。

世界的に株価が自律反発する一日となりました。

欧州ではEU首脳会議が始まるなど、衝撃の結果となった英国民投票の余波を収める為の動きが出てきました。不確定要素は多いものの、英国だけのEU離脱で済めば、世界経済への傷は限定的。世界的に高まっているナショナリズムの高まりを抑えきることができるのでしょうか？

株価が持ち直したことで、安全資産として買われていた金は軟調に推移。

利益確定の動きもあり、一時1305ドルまで売られましたが、そこから買い戻され現在1320ドル付近。欧州の混乱や、それに伴う米利上げの先送り。さらに今朝トルコの空港でテロ事件と、安全資産としての金の輝きは増すばかりの状況です。懸念材料は商いの早い金ETFによる買いが中心で、長期保有である中国・インドの現物買いが減少している事でしょうか。