もう一段の下げを想定
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- 2013.06.24
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バーナンキショックから週末を挟み、やや冷静さを取り戻した市場です。
都議会選での自民党圧勝を受け、為替は円安に動いていますが、それ以外は全般的に小動き。市場が落ち着いたというよりは注意深い様子見スタンスが強まっているという事であると思われます。
貴金属相場も急落に対する反発が一巡し、方向性が見えづらい状況です。
米国の金融緩和縮小という決定的な下落要因に対して、それを上回る上昇要因が見つかるまでは、目先の反発はあっても今までの上昇トレンドに回帰することは難しいと考えます。また、4月の急落時に爆発的な安値拾いを見せた中国・インドの現物買いも今回はあまり期待できないかもしれません。買い手である中国は景気失速、インドは金輸入に対する規制強化とルピー安という重い足枷があり、さらに1300ドル台で安値慣れしています。
1200ドルをターゲットとしたもう一段の下げの可能性は強いですね。