どちらに転ぶのか重要な局面
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- 2018.02.05
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2月米雇用統計は改善。
これを受け、トランプ減税の効果もあり好調な米経済に加え、懸念されていた低迷するインフレ率がようやく上昇に向かうとの見方から、利上げ回数も年3回から4回に加速するとの思惑が強まっています。
米国債は4年振りとなる水準まで急騰し、高値にあったNYダウは9年ぶりとなる下げ幅を記録。
今のところ米要人から米長期金利上昇をけん制するような発言は出ていませんが、これ以上の利回り急騰は市場に大きな影響を与えることは必至。
米株価がこれ以上の崩れを見せるようならば確実視されている3月利上げに影響がでる可能性もあるでしょう。また、利回り急騰は株価だけでなく商品相場の崩れにもつながります。特にインフレ上昇に多大な貢献をしている原油相場が崩れればその影響は大です。
もし3月利上げが見送りとなれば、バランス的に見て年4回の利上げも難しくなるという状況。
どちらに転ぶにしても2018年の方向性を決める非常に重要な局面です。