どちらとも取れる米雇用統計
- UPDATE
- 2016.03.07
- GATEGORY
- OTHER
注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が24万2000人と市場予想19万人増を大幅に上回る改善。また、前回のサプライズとなった失業率は4.9%の横ばいとなったものの、平均時給は-0.1%と市場予想+0.2%を下回る結果となっています。
悪くはないが手放しで喜べるような内容でもない、見方によってどちらとも取れる結果となりました。市場の雇用統計発表後の動きはややリスクオン。今夜も揺れが続くと思われます。
結論としては、やはり3月利上げは不確定要素が多きため見送りが濃厚ですが、その後の利上げペースにも霧がかかったままということでしょうか?
今週は10日に追加緩和が期待されるECB理事会も控えており、極端な動きに走りにくい局面でもあります。
金は1250ドルから1280ドルまで激しく揺れ動いたのち、終値は1260ドル。妥当なところで落ち着いた印象。ただ、週末はその他商品相場が全面高。持続性は?です。