ついに1300ドルに大手
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- 2014.02.13
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イエレンFRB議長議会証言の余韻に浸る市場。
前任者であるバーナンキ氏以来の緩和スタンスの継続が確認されたことで市場には安心感が広がっています。また、イエレンFRB議長は緩和縮小ペースについては発言しませんでしたが、今後鈍化していくのではないかとの見方も出てきています。
一方、タカ派発言を繰り返すブラード・セントルイス連銀総裁は、「米金融当局は景気の質的判断に基づいて金利の方向性を示唆するであろう」と発言。目前に近づいた失業率6.5%という数値によるガイダンスからの転換を示唆しました。つまりはフォワードガイダンスの変更はせず、6.5%を達成後も市況を見極めたうえで、簡単に利上げはしないという事でしょう。
無難に通過した議会証言と、唐突に解決した米債務上限問題で、材料出尽くしから貴金属は売られる展開を予想していましたが、結果は大外れ。
金は堅調に推移し、1296.4ドルまで上昇。これで6営業日連続の上昇となり、ついに1300ドルに大手。現状でここまで上げる要素も無い様に思われますが、年末にかけて売られ過ぎていた反動とも言われます。他の貴金属とのバランスから考えても少し行き過ぎのような気がしますが…・
他、気になるニュースとして、中国で理財商材がデフォルトしているとの報道があります。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYEA1B04M20140212
この問題は一気に広がる可能性も有る為、注意深く観察する必要があります。