ついに底抜け 貴金属大幅下落
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- 2013.02.21
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ロンドン時間から下げ始めていた貴金属は、FOMC議事録公開によりついに底抜けとなっています。
年始に公開されたFOMC議事録で早期の金融緩和縮小・終了に対する意見が出たことで、上値を抑えられていた貴金属。今回の議事録でも今後の金融緩和に対するスタンスが注目されていましたが、結果として意見は割れているものの早期縮小・終了の可能性が示唆され、出口戦略が議論されたとのこと。
まだ、議論の段階であり、緩和継続を求める強い声があるのは確かですが、思惑で市場は急激に動くことになります。
1600ドルを下抜けた金は、ストップロスを巻き込み一時1560ドルまで急落。想定されていた下限まで下げています。1550ドルという強固な下値抵抗線まで破られることになれば次は1500ドルまで覚悟が必要です。さすがにここは死守されると思いますが…。
また、金とは違い、景気連動商品として買われていたプラチナも昨日は大幅下落。供給不安が一部解消されたようです。貴金属全体を支ええていたプラチナの下落は下げ幅を広げた要因となっています。
この下落をチャンスととらえ、アジア時間は現物買いが入るでしょう。問題は欧米時間であり、底値が確認できるまでは様子見が無難かもしれません。