ついにギリシャ支援合意 市場は反応薄
- UPDATE
- 2012.11.27
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昨日の相場はユーロ圏財務相会合の結果待ちで膠着状態。
そして先程やっとギリシャ支援再開が合意に至ったとの発表がありました。
公的債務削減目標を従来の20年までに120%圧縮から、20年に124%に上方修正。
貸し手であるユーロ圏とIMFとの間で調整が図られました。
前回の会合に続き今回も徹夜での長丁場の末、やっとギリシャ支援が合意されました。結論は支援だったにも関わらず、諸条件を巡る利害関係から調整が困難を極めた今回の事態です。何度同じような光景を見たことか…。欧州債務問題はいつも揉めに揉めます。
市場の初期反応は薄いです。引っ張られすぎた材料であり、すでに発表時点で織り込まれ、新鮮味に欠けているのでしょう。
欧米勢はどう反応するのでしょうか?
貴金属価格も動きが乏しい状況ですが、為替で円安圧力が一服し、反動からやや円高に振れています。年内はこの水準をキープしてもらいたいところです。