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FOMC、ECB理事会と失望を誘う結果となったビックイベント続きの週の最後を飾る7月米雇用統計発表。
非農業部門雇用者数16万3000人増と事前予想10万人増を大幅に上回り、過去5カ月で最大の伸びとなりました。尚、失業率は8.3％と前月8.2％から上昇。
市場はこの結果を素直に好感しリスク選好が高まり、ダウは3カ月ぶりの高値。
また、失望とされた先日のECB理事会についても将来的に強力な手段への道筋をつけたと再評価され欧州リスクも一服し、市場に勢いをつけました。

ポジティブサプライズとなった米雇用統計の改善を受け、9月FOMCでのQE3期待は遠のくかと思われましたが、年初の非農業部門雇用者数20万人増には届かなかったことで期待感は後退せず。結果には良い落としどころに収まってくれました。
これで欧米は本格的な夏休み。9月米雇用統計はありますが、ESMにドイツ裁判所が判断を下す9月12日、FOMCが開催される9月13日と重要日が重なる9月の第2週目までは本格的な動きはないでしょう。
金は再び1600ドル復帰していますが、1600ドルを挟んで前後50ドルの退屈なBOX相場は続きます。