そろそろ調整入りか?
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- 2013.01.17
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調子よく上昇していた相場ですが、ここで調整に入ったような感じです。
相場を牽引していた為替は、90円を目前にして政府関係者から急激な円安を牽制するような発言が相次ぎ反落。89円半ばから一時87円台まで急落し、現在88円台で推移していますが、急激な円安は頭を打たれた状態となっています。
円の独歩安をこれ以上放置すれば、他国からの批判が高まる為、やむを得ずブレーキを踏んだのでしょうか?中長期的な円安の流れは変わりませんが、あまり急激な動きは手放しで歓迎できないということでしょう。来週早々の日銀会合あたりでもう一段の調整がある可能性が高いです。
ドル建て金価格はレンジ相場。
このところの貴金属相場上昇を引っ張ってきたプラチナが、昨日ついに金価格を上回りました。南アフリカ鉱山の供給不安が一段と増したことがプラチナ急伸の最大の理由ですが、そろそろプラチナ急騰も頭打ちになりそうです。
為替にしろ貴金属相場にしろ、急騰の後は調整がつきもの。調整をこなすことで価格が定着していきます。あまりにも調整が入らない相場は、急落時の崩落幅も比例して大きくなってしまいます。足元を固めながら相場は育っていきます。