それでも続くリスクオン
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- 2016.07.15
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まだリスクオンが続く市場。
日本では政府・日銀がヘリコプターマネー政策に踏み切るとの憶測から円安・株高がすすみました。先日バーナンキ前FRB議長が訪日した際に、安倍首相と面会。この時に永久国債などのヘリマネについて第一人者であるバーナンキ氏からレクチャーを受けたとの話。
ヘリマネ政策には当然大きなリスクが付随し、簡単に導入できるものではありません。政府筋はヘリマネ議論について否定していますが、投機筋はこれに便乗する形で市場を囃し立てます。
為替は106円付近まで円安に進みましたが、結局は期待感からの相場。政府・日銀が期待に応えることができなければ、すぐに円安というメッキがはげ落ちることになるでしょう。
その他、欧州では予想に反してイングランド銀行が利下げを見送り。米国で発表された経済指数も改善となっています。
リスクオンの調整局面でも、一昨日は自律反発を見せた金でしたが、昨日は1330ドルに逆戻り。国内価格は円安にフォローされていますが、さすがに勢いがなくなってきました。こうなると景気連動商品である銀や白金系に引っ張ってもらいたい展開です。