ここからビックイベントが続く
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- 2013.04.30
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GW前半の市場は、円高が97円台まで進んでいますが、それ以外は比較的落ち着いています。
イタリアでレッタ新首相が誕生し、本日大連立内閣の信任投票が行われます。これでイタリアの政治リスクは一服となり、ユーロは先取りして上昇しています。
また、米国の経済指数が改善したこともあり、市場はリスクオンムード。貴金属も堅調。
今年こそは平穏なGWかと期待させられますが、ここからビックイベントが続きます。
本日からFOMC。今回は追加緩和の論議ではなく、出口戦略が注目点。議事録の公開はまだ先の話なので、会合後のバーナンキFRB議長の発言がカギを握ります。おそらく今回は材料視されない結果となりそうですが…。
そして2日(木)はECB理事会。このところの低調なユーロ圏の経済状況を背景に、今回は利下げに動くことが予想されています。利下げがあればユーロ安→ドル高→貴金属安というフローが考えられますが、最近は素直に動かないことも多いです。仮に利下げがなくても、失望感からユーロは売られそうです。
最後は3日(金)の米雇用統計。前月の衝撃的な非農業部門就業者増加数10万人割れが一時的な数字のブレなのか?ここでの数字は今後の米金融政策に大きな影響がありそうです。
気になる点としては、金ETFからの流出がまだ止まっておらず、金リースレートも再度低下していること。ファンドからのしつこい下げ攻勢はまだ終わっていないようです。