相場天気予報MARKET FORECAST

昨日はFOMC とECB理事会への警戒感からリスク回避。
既にFOMCは始まっていますが、昨日発表された米経済指数が改善したこともあり、今回もQE3は見送りムード。QE見送りは規定シナリオですが、9月のFOMCに向けて緩和期待を高めるような材料も欲しいところ。何も匂わせない淡白な対応だと失望売りにつながります。
一方、踏み込んだ緩和策の発表が見込まれているECB理事会にも懸念が発生。
ドラギECB総裁のあらゆる手段を講じるとの発言に、強い期待が集まっていますが、欧州、特にドイツからのコンセンサスは未だ得られていない状況。昨日はドイツ財務省がESMに銀行免許を与える必要はないとの考えを公表し、改めて一枚岩ではないことが明らかになりました。これによりECB理事会での景気刺激策が市場の期待に応えるほどのレベルには達しないのではないかの懸念が高まっています。

これだけのビッグイベントが続くので市場は右往左往しています。すべてはイベントが経過しなければわかりません。